2023年5月12日金曜日

☆' IKU


「リトルジャイアント・高井幾次郎」 

朝、パソコンに向かい

経緯は伏せますが、あるページに辿り着き


今日が命日なんですね、、、。こんな事が;;;


小学5年の秋、当時の担任の先生に連れられて

(今じゃ考えられないが↑)

着いた地は宮城県スポーツランドSUGO

「バイクのレース観てみるか」と

当時、スーパーカーブームのはしりで

バイクはあまり興味が無く、田舎地もあって

走るバイクはカブ系かカラス系ばかり

(今じゃカブ系は凄いブーム、カラス系も今見ればカッコいい)

当時は然程バイクに魅力も感じずにいた


しかし、辿り着き、音のする方に近づくと

焼けたオイルの匂い。嗅いだことない匂いに

何故か、何故か心がワクワク感で揺れ動き

丘を登って開けた先はSUGOの最終シケイン

右から左に駆け上っていくバイクの耳をつんざく音

植物油の焼けた男心をくすぐる香り

カラフルに彩られた見た事のない形のバイクに

一瞬で、ホントに一瞬で心と頭が奪われた

これしかない、将来はこれしかない、、と

確信したのは今でも強烈に覚えている


後で解ったが、このレースは

TBCビックロードレース

2サイクル500ccのレース

世界選手権に出てるライダーも招待

そう、ケニー・ロバーツ、バリーシーン、

マークフォンタン、クロスビーも居たかな???

ケニーはマシンが調子悪くあまり走れず

バリーシーンが雨に足元すくわれ

最終ラップでシケイン手前でこけた

あのレースだ


その時、外国人レーサーに混じって

ひときわ印象に有った日本人ライダー

小さい体で立ち向かう高井幾次郎と言う選手


その時はここまでの印象の余韻のまま帰路についた


翌年、新聞にまたSUGOでレースがあると記載

今度は先生に無理やり頼み込み連れて行ってもらった

500㏄では高井幾次郎が優勝した

ヘルメットにIKUのマーク

自分のあこがれは一気に増し、、。

高井幾次郎になりたいと思っていた(笑)


新聞配達で得た金でバイク雑誌を買いあさり

レース以外の記事には目もくれず

レースの記事、特に高井幾次郎の記事は

切り取って保管していた

来年、またSUGOで全日本が来たら絶対に行く

と、心に決め、小学校抜けたにもかかわらず

先生の家に遊び行ったりして間を取っていた(笑)


そう、確かに翌年の5,6月か

雑誌には…その高井幾次郎選手の訃報

SUGOの高速1コーナーで転倒

他のライダーは2速落としだが

高井幾次郎は1速しか落とさない

SUGOの1コーナーと言えば高井幾次郎と言われたほどだった

マシンの開発も担っていた様で

世界選手権のマシンテストもしていた様

ケニーも小柄だからフィードバックも相当有っただろう


当時、自分的にかなり衝撃的だった記憶がある

暫く動揺したが、数日後には

自分が、必ず、栄光の赤ゼッケンを掴むんだ、、と思った


その同じ年にはTZ250を駆る国際Aライダー石出和之選手

雑誌にも名前がよく出ていた速いライダー、、

同じくこのコーナーでお亡くなりになった

翌年からここにシケインが出来た


その後、数年が経ち

1987年、ライダーとしてSUGOの地を踏んだ

コース改修で約3.7㎞になったSUGOの旧1コーナーの上には

高井幾次郎の碑が建てられ


以後、レースから身を引くまで

予選前や決勝前にはこの碑に向かって手を併せた

何度も転倒しながらも、意識が無くなって運ばれたのも2度

大きな手術して、最終的にハンドルの低いバイクに乗れなくなっても

お迎えが来なかったのは

見守ってくださっていた、、のかな???と

時々、、勝手だが、、思ったりした


16で原付免許取って、一番最初に買ったブーツは

プロショップ高井のブーツだった


SUGOの碑のある北東に向かって、手を併せてみた

今度、時間できたら、久しぶりに訪れてみようかな

、、、。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちわ、zepです。
「高井幾次郎」久しぶりにその名前を聞きました。
そうですか、彼が亡くなってからもう40年ですか。早いものですね。
私もレースで使用していたのは「プロショップ高井」の製品でしたね。
もっとも日常使いは「片山」の製品でしたけど(^^ゞ。
いずれにしても、あの頃はRZやVT、CBXなど胸躍るバイクがどんどん出てくるある意味楽しい時期でしたね。

ところで、既にご入手済みかも知れませんが、
先日、福島民友社発行の「FUKUSHIMA CAMP BOOK」なる本を入手しました。
福島県内のおすすめキャンプ場100選が写真、解説入りで紹介されています。
携帯に便利なA5サイズ、価格は税込み1,650円。
県内の書店、コンビニ店でも扱っているようです。

最近はスマホとネットですべて検索できてしまうご時世ですが、
こんな本を手元に置いて、あれこれ妄想に耽るのも一興かと思います。

キャンプの話で盛り上がるFosyさん、benさんにはお奨めの一冊かと思います。

Fosy-D さんのコメント...

zepさん、こんにちは
御無沙汰してます^^

zepさん、この記拾って頂き感謝です
色々経緯あって、今日亡くなった有名人とか言うサイトに行きつき
色んな分野の方の中に「高井幾次郎」と、。ちと震えましたマジ、。
ホント懐かし過ぎるくらいですね

片山敬済、この人も偉大な人でしたね、、BUGGY玉井でしたっけ
福田照男とかももっと有名でいいのに、、

土色の田舎で育ち、カラフルな色さえ目につかなかったあの頃
オートバイの世界、特にレースの世界の色、音、匂い、
この世のものと思えない程、異なる世界にやられてしまいました
オートバイ、当時はホント心躍らされるものが多かったですね
H社も当時は遊び心、熱い魂、感じましたね
(これ以上入り込むと違う方向に行きそう(笑))

「FUKUSHIMA CAMP BOOK」ですか;;;
恥ずかしながら初見です(^^;)
benさんは多分本より情報あると思われ(笑)

今年はまだ様子見位しかばいく乗って無く;;;
昨年からの肩痛が、余程よくなりましたがまだかな;;;と言うところで
早速入手して妄想から入るとします^^
zepさんも今年も楽しまれてください
時々HPお邪魔致します!