2014年8月8日金曜日

☆' S4フロント廻り


S4のフロント廻りの修理点検

原因不明のフロントからのカタカタ感
ステムベアリングと思ったが違う、。

色々探ったがどうもフォークそのものっぽく
ま、、フォークオイルシールも漏れが大きくなったし
シール交換も含め点検と、。

手を付けたのは2ヶ月以上前^^;;;
(6月2日付け記事参照)

ずっと台に乗ったまま、、そろそろ形にしないと

あらかじめ緩めていたトップのキャップを外し
 
ここからは特殊工具の登場
競技してた頃にそろえたのが役に立っている

キャップの飲み込みを記録しておく
下の特殊工具は普通にスパナでも出来る

工具外してカラー抜いてオイルとスプリングを抜く

このS4のフォークはショーワ製
ココからは996のオーリンズや
M900に着いているマルゾッキと訳が違ってくる

オーリンズ、マルゾッキはこの状態で
インナーチューブとアウターケースが簡単に抜けます
=、オイルシールはアウター単品の状態で
組み込みが出来るので楽なのだ
が・・・、、、このフォークは抜けません、、

下の状態でダストシールを外し
オイルシールの抜け防止になっているリングを外し、、
力任せに引っ張ります、、
と、シール、ブッシュ共に引き抜けます
って言うより、引き抜かねば先に進めません

結局↓このアウターのブッシュ(左)とインナーのブッシュ(右)が
干渉するので抜けないのです

前途したが996のオーリンズ、M900のマルゾッキは
ブッシュまで抜かなくても済みます

作業は面倒だし工具も多く必要なのだが
要は、よく考えられ、良く出来ているのが
構造を見れば伝わってきます
ブレーキ時にフォークに掛かる力を考えれば
インナーにブッシュ(上になる方)
アウターのブッシュ(下になる方)
上下で押さえればフォークもスムーズに動くし
ブッシュに掛かる負担も少ない

一応バラシ終了
カートリッジはバラさないでイイか

さてさて、、問題のカタカタ感
アウターのブッシュが動いてしまっているのか、と思ったが
動いてる様子は無い、、
ちょっと前に、仙台で久しぶりの集まりが有った時に
フクダさんに聞いてみたら、前に同じS4で同じような違和感が有って、
どうもスプリングとカラーがずれてケースに触っていた、、と
ずれない様にカラーを旋盤で削ったとか
でも見たところは痕跡はないな、、取りあえず組むしかない

今回シールは「SKF」
フリクションが少ないと宣伝してるモノ

さて、、組むのだが
普段使わない工具、、

ダストシール、ストッパーリング、オイルシール、アウターのブッシュを
インナーチューブにビニール被せて入れて
最後にインナーのブッシュを組み込んで
アウターとインナーをセットした状態で
こうしてドンドンとブッシュとシールを共々打ち込みます
めんどくせー^^;;;
(ショーワの御友達の皆さん御免なさい(笑))

ま、、自分はスプリングを入れる

今回オイルはヤマハのM1と言うオイル

正直、市販車はフロントが基本硬い(単純に)
今は解らないがその昔は殆どのフロントサスは
2人乗りが前提となっているのでバネレートが1.0kg
レーサーモデルや競技では0.8kg前後を使っていた

勘違いしやすいが市販車の方が「バネそのもの」は硬いのだ
(殆どはデュアルレートで対処してるのか)

本来の方向性とはちょっと違うが、バネを変えないので
油面をちょっと下げてオイルを少し柔めで行こうとして選んでみた
・・・が、、、抜いたオイルは赤いからショーワのSS8かな、。

少し柔めと言うか、かなりと言うか、シャビシャビだ^^;;;
昔、TZ250のサスO/Hで使ったのと同じだ
ちょっと狙いと違ったが、、
ま、、(止めようかと思ったが)モノは試し、、使ってみよう

なにせ水みたいにシャビシャビなので
エアの抜けは良いです

カートリッジもゆっくりエア抜き

少し落ち着くまで待って、、
油面セットして

一気に組み込み

キャップ付けてフォークは終了
、、、全緩めていた伸び、圧、イニシャル
セット値にしたら、、圧側はそんなに悪くないが
伸び側が弱い、、でも3~4ノッチ掛けたら
悪くないかな、、やはりオイルが柔いからなのかな、。



で、、いい加減組みつけて形にしたい!が、、、
ブレーキ廻りもこの際やっておこうと
キャリパーピストンにシリコングリスUPと

パッドが、、、変な減り方;;;
ま、、コルセのワンオフのボトムにYZF750SPのディスク板と、、
仕方がない;

面取って

ピストン揉みだして、パッドセットして
、、このキャリパーはパッド交換が楽です

サスセットして

付属品も元通りに

やっと完成;
フォークだけなら通してやれば高々半日も掛からないが
延べ何日かかったよ(笑)



☆' 追記
調子見に少し乗った、
サスの入りが適度に柔らかいので
ブレーキの効きが絶妙に良い

タッチや効きはキャリパーメンテしたのもあるが
キャブレーションもそうだがブレーキも
サスペンションがモノを言うと言っても過言じゃない

問題だったカタカタ感も無くなった♪
やはりカラーとスプリングがズレてたのかな、、。

いずれにしろ、、、要は「時々メンテナンスしろ」
って事なのかな、、


良い感じなので、一応データ

オイル
ショーワSS-8(10#相当)(多分)→ヤマハM1(5番位なのかな???)

油面
分解前・スプリング入れて90mm→スプリング入れて94mm
空気の量を多くする

イニシャル5段目→同5段目

CON
最弱から10ノッチ→12ノッチ

TEN
最弱から12ノッチ→15ノッチ

テンションがもう数ノッチなので
走行会でハードに走ったらちょっとダンピングが足りないかな
番数ブレンドして5~10番の間が良い感じなのかな







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