2015年9月23日水曜日

☆' 大内宿の周辺@足を少し伸ばすと


混む時期によっては渋滞で時間を取られ

中々見どころのメイン宿場内でも

十分に時間が取れないとは思いますが

歴史絡みの目線で少し足を伸ばすと、、、。


調査の合間を見て少し廻ってみたので紹介します


☆ 桜木姫墳

大内宿の北、宿場道の行き止まりを右手、又は

蕎麦道場駐車場の奥に入るダート道が有ります

これが旧下野街道です

蕎麦道場駐車場より

この先に分岐、お地蔵さんが目印

左に行くと宿場通り、ココを右に行きます


すぐまた分岐、ココにもお地蔵さん

右に行きます、(左は営林署管轄になり行き止まり)

ダムの下に向かう感じ

左手小高い所にあります



謂れは、、、画像の通り

後白河天皇の時代、、、遠い歴史です^^;;;

この中央の古株が本来の樹なのかな、。


ダムの下部に進む道、

電源開発の管理地になり行き止まりです

旧下野街道がダムの下に沈んでしまったのが

解るポイントとして次に続きます


☆ 二十四戦士の墓

一旦県道に戻り大内ダムに向かいます

ダムの堤防分岐を600m程直進すると

右手に分かれ道、

この様な案内板が有ります

アスファルトの道を登って行くと駐車場に

駐車場の奥から入ると桜の並木道の先に東屋

その左手に、ひっそりと

謂れは

ダム湖の下になってしまったのを移設したようです

時は戊申、旧幕府軍の会津藩と新政府軍側の宇都宮藩がこの地で合戦

宇都宮藩の戦士が24人命を落としたのですが

大内宿の方々の手で手厚く葬られたとか

戦争に直接関係ない者は、やはり同じ人間ですネ

「人として」「人道的」って事なんでしょうね


☆ 下野街道 氷玉峠の一里塚、峠の茶屋

二十四戦士の墓より更に850m程先、

また右手に鋭角に入る道が有ります

チョット解りにくいので通り過ぎ氷玉トンネル方面より

特に何も案内は無いと思いきや

撮影場所で振り返ると

こちらが本来の下野街道の様です
案内板は劣化して何も書いてないが、、。

先ほどの道を山に登ります

途中までは落ち葉まみれのコンクリート道だが

途切れてダートになる

チョット走るとこんな案内が

この辺に先ほどの道が繋がってるのかな

その先はすぐに広場になり

一里塚が現れます

江戸の時代、参勤交代や商人の目印になっていたようです

左手に山道が有ります

軽トラックが入ってるような跡なので入ってみます


この先、、、マジ山道、。。

急な切り替えしも有ったり急だったり、、。

少しマジモードで進むと

峠部かな、緩やかになり平らになります

立て看板が、、戊辰戦争の古戦場跡だったようです

もうこのすぐ先に開けた場所が、。

茶屋がひっそりと

再建されたようですが、今ではひっそりと

人けも皆無、しかし昔はこの地で多くの大名、民で賑わってたようです


茅葺に、外部は杉の表皮、。趣有ります


奥には、古い祠が

昔は道中の安全でも祈願したのかな、。

この先は新道に合流するまで下りの様です

ココはここで引き返しました

こんな山の中に歴史が有る事を知ったのも

調査し始めてからだな、、、。


☆ 市野峠、イザベラバードの道

こちらは先日大規模林道の探索帰りの記にもしましたが、、

取りあえずリスペクトしときましょう

氷玉トンネルの手前からも入れます

大内ダム湖は一周廻れます

取りあえず大内宿からと言う事で

ダム湖堤防を左折


ダム湖を時計回りに廻ります

対岸側は交通量は非常に少ないので

道は枯葉等で注意必要です

堤防で分岐してから2.5kmほど進み、

ダム湖の一番北側で左に道が、。

氷玉トンネルからは500m程の地点



こんなアスファルトの古道を500m程進むと

市野峠です

江戸期、新潟方面の新発田藩、村上藩は

下野街道より近道のこの街道を通った様です

イザベラバードも日本奥地紀行で

この峠を越えたと記されたようです

立て看板の先、森が開けた所から高田の街が見えます


メインの大内宿場が当然人気ですが、

こんな歴史に触れられる所が近くに有ります

ま、、、お時間が許せば









☆' 大内宿渋滞長調査@2015秋一回目


20日~22日は3日間、

大内宿の渋滞長調査に出てました


実は秋の調査、9月にやるのは初めて

二回目として10月に予定されています
(仕事の都合で出来ないですが)

時々、調査の度に軽く記してますが

一日、9:00~18:00まで「X時00分」時に

渋滞末尾の写真と基点からの距離を記録取ります

と、渋滞が何時に始まって何時に解消したか

と、その日の最長渋滞の場所と時間の記録

自分は大内宿の第一駐車場前を基点に

大内ダム・氷玉峠方向の担当

反対の国道方面はお仲間のI氏の担当

調査内容からバイクでないと詳細に調べられないので、、、

時期が来ると、依頼が来ます^^;;;


一応大元は「県」、

調査の始まりは2007年頃、

ゴールデンウィークと紅葉の10月二週目頃、

下郷町湯野上、大内宿に曲がる入り口を先頭に

毎年ひどい渋滞が起き、対策を、との理由で始まった様です

取りあえず3年間調査して対策法を考慮すると言う事でした

ので、3年間終わって、ようやく人並みに連休休めるかと思ったが、、、

2011年、震災により、震災の影響から

今度はどの位減ったかで調査再開となりました

今年は復興絡みで色んなイベントの効果が出ているか

と言う事の様です




さて、今年の9月はどうだったか、。

私の担当の基点~大内ダム・氷玉峠ですが

20日

最大渋滞長は100M程

終日、殆ど渋滞は有りませんでした

やっぱり初日は移動絡むのかな


21日

最大渋滞長は2KM程、時刻は14:24

渋滞開始は10:30

渋滞解消は16:47


22日

最大渋滞長は1.6KM、時刻は13:20

渋滞開始は10:50

渋滞解消は16:13


注意ですが、記録は基点から大内ダム・氷玉峠方面です



因みに基点・第一駐車場から国道方面は

21日は午前中に下の国道まで繋がった様です(約5KM)



大内ダム・氷玉方面、21日、22日はピークの14:00頃は

1.5㎞~2.0㎞の長さの時は、渋滞末尾から渋滞の先頭まで、

通過するのに1時間以上は掛かってました


以上が20日~22日の状況でした



そこで大内宿の渋滞のメカニズムですが

朝7:00~8:30頃、主に湯野上の国道から観光客が入り始めます

氷玉方面からも来ますがほぼ来る車は無いです

9:00前にはメインの第一駐車場が満車になります

基点から国道方面に有る第二、第三、第四~今は六とか有るのかな、、。

震災前に対策取って駐車場増やしたんですネ、。

その分宿場道は混雑多くなりましたが、、。

話は逸れましたが、、、と、順に駐車場が埋まり始め

9:30~10:00頃には国道方面からの車は

駐車場が満車状態になり渋滞が始まります

その頃大内ダム・氷玉方面はと言うと、こちらからアクセスした車が

基点の第一駐車場から500M程上にある蕎麦道場の駐車場が埋まり始めます

蕎麦道場の駐車場が埋まると、蕎麦道場駐車場から基点方面に

路肩が有るのですがそこに誘導され始めます(30台程)

路肩が埋まると近くの臨時の駐車場に誘導されます(25台程)

10:30~11:00頃、大内ダム・氷玉方面はこの時点で来る車が

帰る車を上回ると渋滞が始まります


ここで注意点として、、、

大内ダム・氷玉方面は蕎麦道場駐車場にて警備員が

誘導・振り分けしますので渋滞の先頭は

基点の第一駐車場では無く、蕎麦道場からとなります

勘違いから起きてると思われるのだが

多分ナビのせいで、渋滞の先頭が基点の第一駐車場と思う人が

度々居るようで、渋滞に我慢できずもう少しで渋滞先頭なのに

Uターンして引き返す人も結構います


話が逸れましたが、もうこの頃は基点から上下両方向とも、

駐車場の空き待ちとなり渋滞になります

そこから14:00頃をピークに次第に駐車場の空きが多く出始め

16:00頃には渋滞が解消します


国道方面は基点から国道まで5KM程、

更に国道で渋滞が起きますので長さはかなりとなります

なので、一見やはり大内ダム・氷玉方面からアクセスしたほうが

渋滞長が短いのでまだマシにも感じるのですが、

実はこちら方面から来た場合

蕎麦道場の駐車場と路肩、臨時駐車場で対応している訳です

国道方面からは基点から下の数多くの駐車場で対応しているので

こちらの方が回転が速いようです


また、チョット違う事情が有るのが、基点から国道方面は

ほぼ100%、大内宿観光客なのですが

大内ダム・氷玉方面は観光客と国道の渋滞回避で迂回した車も

混ざってます。通過する車も渋滞先頭まで付き合わなくてはなりません

結構イライラしてる人が多いです、実際、。


しかしながら、これでも震災前よりは少ないのです

大内ダム・氷玉方面は、震災前は氷玉トンネル付近まで渋滞しました

6km位だったかな、。

末尾は2時間半以上先頭まで掛かったと記憶してます

また国道は、私が初めの頃、大内宿入り口~若松方面を担当しましたが

上三寄・南原交差点(国道118・県道23の交差点)まで繋がったので

大体25km~30kmは渋滞しましたので確実に少なくなってます


オートバイは、基本、第一駐車場には駐車不可で

国道方面にバイク専用駐車場が有り、初めはこちらに誘導されます

一杯になると基点から大内ダム方面に200m程の所の

バス回転場の歩道に誘導されます

大内ダム・氷玉方面から来たバイクは、運が良ければ

蕎麦道場の看板周辺に止められます

ま、バイクの方がやはり自由は効きますか、。


また蕎麦道場の真ん前なのですが、

こちらは食事処にもなってるのでココの客専用となってます

因みにこの蕎麦道場は蕎麦打ち体験も出来、食事もとれます

大内宿内の食事処が人気なので比較的空いてます

待たなくても蕎麦など食事できます

実際私は3日間、こちらで昼を取りました



結局のところ、やはり混雑せず、十分大内宿を楽しむには

8:00~9:00に到着、若しくは夕方16:00頃到着

って感じでしょうか、。

また、会津若松から南会津方面にすり抜けるには

以前は前途の通り国道がかなり渋滞しましたが

今では氷玉峠を越えずに、素直に国道を通った方が良いような感じです



ま、平日や普段の土日は、、、詳しくは解りませんが

ここまで混むことは無いと思います


2015 9月の渋滞長さ雑感でした





2015年9月19日土曜日

☆' 飯豊桧枝岐大規模林道@田島・舘岩区間


8月上旬

所属団体のパンフレット配布で舘岩地区へ

その際、気になっていた大規模林道の探索と寄り道した


探索したルートは、

昭和区間(計画取りやめにより代替えになった玉川林道)から先、

既に完成している舘岩木賊温泉~桧枝岐のルートを繋ぐ中間ライン


計画取りやめによる代替えの玉川林道

既に完成している木賊温泉~桧枝岐村区間


上の2つの区間の繋ぎルート、、

駒止トンネル手前から右に入る多々石林道の中間から

舘岩の高杖スキー場、ゴルフ場付近に繋がるルート

駒止側は随分昔から工事しているが立派なバリケードで進入できない

近くに本来の多々石林道に入る線が有るがかなり厳しいようです

いずれにしろ工事は殆ど休工状態の様で結論から言えば

生きてる間に通れんのかな、。って感じである


※舘岩からの北上になります

桧枝岐側から舘岩熨斗戸地区を過ぎる辺りから

左へ

途中左に林道が有るが目的のルートでは無い

ゴルフ場を右手に廻るように

何となく見慣れた二車線である

ゴルフ場過ぎて先、右が国道に戻る道、ココは直進

間もなく分岐この橋は渡らず左へ

ココまで特に大規模林道の看板はなかった
まさしく、坂下~柳津の道と同じ匂い

が、、、抜けていない道、やはり荒れ荒れ


景色も良く良いワインディングです


が、、、唐突に道は終わりです

振り返り

ピストンで帰路

空の半分が厚い雲、半分が晴れ間

微妙な天気なので急いで戻る

実際少し降られた


景色も比較的良く、道のレイアウトも良いのだが

基本通行止め区間

抜けていないので基本入る意味が全く無い

道は結構荒れているで注意しないと危ないです


抜ければ良い山岳道路になると思うのだが

もはや今では見直しにより林野庁から町へ移管

予算つかなければ休工のまま

この行き止まりから多々石林道までも距離が有るし

かなり山深い、、抜くにも相当時間も金も掛かるんだろうな


ココはもう少し探索したい

旧伊南村側から多々石林道に入れる

中間の多々石林道の接道もアースで見ると出来掛けている

時間が有れば行ってみたいと思う


今回の探索ライン

以上、地図はGoogleアースより